受刑者が刑務作業で製作した製品を展示販売する「第28回和歌山矯正展」が3日、和歌山市加納の和歌山刑務所で始まった。4日まで。
「社会を明るくする運動」の一環で、矯正行政への理解を深めてもらおうと開催している。
飲食販売や美容チャリティーカットやネイルブースも並び、同刑務所の他、大阪や京都、滋賀など関西や関東の刑務所で作られた製品を展示販売。婦人靴や家具、木工や皮製品などが並び、訪れた人たちは思い思いに品定めをしていた。
同刑務所は女性刑務所とあって、裁縫製品を中心に出品。手頃な値段のかっぽう着などが人気を集めていた。同刑務所では「刑務所は地域に支えられて成り立っています。製品を通して、受刑者も社会復帰を目指し、頑張って作業していることに理解を深めてもらえれば」と話していた。午前10時から午後3時まで。