乳がんの早期発見や早期治療の大切さを呼び掛ける10月の「乳がん月間」に合わせて、和歌山市内の飲食店で、啓発のシンボルマーク「ピンクリボン」をモチーフにした料理やスイーツが販売されている。
乳がんの検診受診率向上と死亡率低下を目指す和歌山市主催の取り組み。ことしは16店舗が協力し、ピンク色を基調とした巻きずしやパンケーキなどの料理、多彩なスイーツなどが各店で販売される。値段は86円(パン)から4530円(コース料理)まで幅広いメニューが用意されている。
市保健所地域保健課によると、最新のデータで、乳がんは日本人女性の12人に1人がかかる可能性があるといわれる病気になっている。関心は高まっているものの、初期症状があまり見られないこともあり、自分自身の問題として認識されにくい状況にあるという。同課は「多くの市民に乳がんについて知ってほしい」と話している。
ピンクリボンメニュー、スイーツの提供は31日(市役所十四階農園は9日)まで。提供時間帯などは各店で異なる。参加店は次の通り。
【料理】オテルドヨシノ▽カフェ「ステラマリス」▽サントピア▽サンクシェール▽日本料理「毬」▽レストランオリーブ▽市役所「十四階農園」
【スイーツ】お菓子の工房「パナシェ」▽プチ・タ・プチ▽フランチポップ▽パティスリーエルヴェ▽和歌山ロイヤルパインズホテル「カテリーナ」▽手作り梅パンの店「ピノキオ北島店」▽香茶専門店「フレグランス」▽㈲マニエール▽ル・パティシエミキ