今週は、開会式・閉会式が行われる紀三井寺公園陸上競技場とその周辺の見どころを紹介したい。
紀三井寺公園陸上競技場は、県内唯一の日本陸上競技連盟第1種公認競技場。昭和39年4月、屋外庭球場・球技場・補助競技場と共に完成。46年の黒潮国体のメーン会場として活躍。平成23年から改修工事を行い、25年に完了。
400㍍×9レーンの全天候型ウレタン舗装、天然芝フィールド、大型電光表示板、夜間照明設備を備え、約1万9000席の観覧席を有する。
同競技場から西へ約500㍍にある浜の宮海水浴場は、和歌山市のベイエリアを一望できるお薦めのスポット。ビーチからは和歌山マリーナシティや雑賀崎が望め、シーサイドロード沿いの歩道で、ウオーキングやジョギングをするのも良し。昼間は青い海の向こうにヨットや船が浮かぶ豊かな情景を楽しめ、夜はマリーナシティの夜景に酔いしれられる。
もう一つ、お薦めしたいのが、競技場から南へ約1㌔にある県立自然博物館だ。第一展示室の水族館ゾーンでは、県内に生息する生き物を展示しその数は約550種6000点という。大水槽では黒潮の海を表現し代表的な魚を展示。和歌山の大きな魅力である海に、多くの方々にふれて、知ってもらいたい。
紀の国わかやま国体は、いよいよ26日に開会。このコーナーで、全市町村の会場とその周辺の魅力を伝えてきた。県外から訪れる選手や家族へのおもてなしに役立てていただければ幸いだ。
(次田尚弘/和歌山市)