和歌山市立西和中学校相撲部が、22日から青森県十和田市相撲場で開かれる「第45回全国中学校相撲選手権大会」に出場する。同部は昨年4月に休部から復活し、快進撃を続けている。県予選は7月18日、県営相撲競技場(同市有田屋町)で開かれ、個人、団体ともに優勝した。
25人が出場した県予選の個人戦決勝で花田秀虎主将(13)は、箕島中3年生の井邊成政選手と対戦。真っ向からぶつかり、力勝負の末にまわしをつかむと寄り倒しで相手に土を付けた。
3人制の団体戦は4チームの総当たり戦で争った。西和中は、苦しい場面もあったが、チームが一つになり、3戦全勝で優勝した。
全国大会では、個人の部に強豪約140人が集まり、頂点を競う。団体では、各都道府県の予選を勝ち上がった48校で全国一を決める。
西和中の団体戦メンバーは、花田主将と加藤諒君、覚野聡一郎君、前陽太君、前田瑞稀君。
花田主将は今月9日、両国国技館(東京都)で開かれた第26回全国都道府県中学生相撲選手権大会の軽量級で全国3位に入っており、今大会でも注目の選手。ことしに入り、県内の公式戦では約30戦負けなしという。
身長177㌢、体重82㌔と締まった体格。毎日公園で行う懸垂100回などのトレーニングで、投げ手に重要な腕力強化に励んできた。目前に迫る全国の舞台に向けて花田主将は「都道府県選手権で3位まで勝てた勢いそのままに、全国大会でも勝ち上がりたい」と闘志を燃やしている。