日本伝統の打ち水を通して地球温暖化防止を考えようと、「打ち水大作戦!」が7月31日、和歌山市伊太祈曽の伊太祁曽神社(奥重視宮司)境内で行われ、「にきん会」の着物愛好会(木村隆子会長)や地域住民ら約50人が打ち水をして暑さを和らげた。
同神社の厄よけの祭典「茅輪祭(ちのわまつり)」の一環。平成19年から打ち水を始め、ことしで9回目。
奥宮司は「打ち水を通して、地球が温暖化していく中で自分たちには何ができるのかを考える機会になれば」とあいさつ。
参加者はしゃくやおけを使って、同神社でくみ上げた井戸水約800㍑を境内にまいていった。その後シャボン玉を吹いて、打ち水で発生した風を感じていた。
有田市在住の北村心結ちゃん(7)は「水をまくまではとても暑かったけど、打ち水をすると涼しくなりました」とにっこり。