平成23年度から県が整備を進めていた和歌山市和田地区の和田川大橋が31日午後3時に供用開始される。当初は紀の国わかやま国体までの開通予定だったが、工事が順調に進んだため前倒しされた。
供用区間は、全長890㍍(橋梁部分342㍍)。4車線道路で歩道も設置されている。都市計画道路松島本渡線(県道和歌山橋本線)の一部となる。事業費は約70億円。
供用区間の北側では、25年11月に先行して供用が開始された約1㌔に接続。南側では、都市計画道路南港山東線に接続し、将来的には、30年度の供用開始に向け事業が進められている阪和道(仮称)和歌山南スマートインターチェンジ(IC)へのアクセス向上も期待される。
県は「都市計画道路松島本渡線は、和歌山市の外環状道路の一端を担っており、都市再生には不可欠な道路」と位置付けており、「今回の供用により、周辺道路の交通渋滞の緩和や歩行者などの通行の安全性が向上する」としている。