和歌山の魅力が詰まった店舗を集め、理想の商店街をつくるイベント「ARCADE(アーケード)~THINK OF A TOWN~」が19、20の両日、海南市名高のJR海南駅西側広場で開かれ、多くの人出でにぎわった。
同市でカフェ「Antenna(アンテナ)」を経営し、プロジェクトの発起人である木下宗彦さんをはじめ、建築家やデザイナー、鍛冶職人ら異業種でつくる実行委員会が主催。若い世代にまちづくりについて考えてもらうことなどを目的に初めて開かれた。
イベントには、もの作りにこだわっている店舗などを厳選し、実行委が出店を呼び掛けた41店舗が参加。飲食店が並ぶ「キッチン」、服飾雑貨や小物店が並ぶ「アベニュー」などのコーナーに分けられ、それぞれ木材を組んで造られたブースで出店。訪れた人たちは、作り手と会話を弾ませながら、買い物を楽しみ、商店街を満喫した。
実行委メンバーで鍛冶職人の武田伸之さんは「和歌山はすごいってことを若い人たちに伝えたい。まちづくりについて『自分でも何かできる』と感じてもらいたい」と話していた。