和歌山北署は23日、ロト6の当選番号を教える名目で、管内の70代女性が現金400万円をだまし取られる詐欺事件を確認したと発表し、類似詐欺に注意を呼び掛けている。
同署によると、ことし5月10日から20日ごろ、女性宅に銀行員を名乗る男らから電話があり、「事前にロト6の当選番号が分かる。当選金の受け取りに必要な口座を作るのに800万円が必要だが、半分は当行で負担する」などと言葉巧みに持ち掛け、女性は同月20日ごろに指定された宛先に現金を宅配便で送った。その後、番号を教えられたが当選することなく、連絡も取れなくなったという。
事件は、犯行グループの男が別の詐欺事件で他府県警に逮捕されたことの余罪捜査で判明。今月22日になり、事件処理終了の連絡が県警にあったという。