16日午後3時30分ごろ、和歌山市新中島の松井純一さん(53)方の木造平屋建て住宅(約96平方㍍)で火事があり、消防車両12台、消防団車両6台が出動し、火は約1時間ほどで消し止められたが、半焼した住宅の東側寝室から、男性の遺体が発見された。松井さんとの連絡が取れておらず、和歌山東署が遺体の身元の特定を急いでいる。
同署によると、同3時50分ごろ「家から煙が出ている」と通行人の男性が119番通報。消防隊員が救助に向かうと、男性は、部屋の真ん中で全身にやけどを負った状態で倒れていたという。付近住民によると、松井さんは一人暮らしで、足が不自由で車いすの生活だったという。
消火活動を見守った男性住民は「窓から火が横に噴き出すように出ていて怖かった」と話していた。台所近くの寝室が激しく燃えており、警察と消防が出火原因を調べている。