「海南市長杯こがねぐも相撲大会」が5日、同市大野中のわんぱく公園で開かれ、参加した子どもら23人は手に汗握るクモ同士の熱戦に夢中だった。
里山の自然に親しんでもらおうと、NPO法人自然回復を試みる会・ビオトープ孟子(北原敏秀理事長)が主催する大会で16回目。
相撲ではクモを棒に乗せ、相手のクモにかみついたり、糸を切って棒から落としたりして勝敗を決める。東西の予選と決勝トーナメントを行い、参加した子どもたちは相手のクモに糸を巻いたり、絡み合ったりする自慢のクモの戦いぶりに声援を送った。
和歌山市立雑賀崎小学校2年の西山大晟君(7)は「クモは糸で作った巣でえさをつかまえるところがかっこいい。相撲は初めてだったけど、1回戦で勝ててうれしかった」と笑顔いっぱいだった。