消防ホースの先に取り付ける金属製のノズル「管鎗」や電気ケーブルを狙った連続窃盗事件で、岩出署と機動捜査隊の合同捜査班は７日、和歌山市布施屋の無職、小泉茂弘容疑者（４６）を窃盗と建造物侵入・窃盗未遂の計１３９件の容疑で和歌山区検に送致し、捜査を終結したと発表した。
同署によると、小泉容疑者は平成２５年１月ごろから２７年４月ごろまでの間、和歌山市や紀の川、岩出市など県内５市５町において、消防ホースの格納庫から管鎗約３００本（被害総額約１６６万円）、夜間の工事現場などから電気ケーブル約１４００㌔（同約４０４万円）を盗んだ疑い。被害総額は約５７０万円に上り、窃盗品は金に換えて生活費に充てていたという。
ことし５月、和歌山市の物置場で建材会社が所有する電気ケーブルを盗んだ疑いで逮捕され、余罪について捜査を進めていた。小泉容疑者は全ての犯行について容疑を認めているという。