和歌山市新堀東の梶原知代子さん(67)初の個展「風物作品展」が6日まで、同市九番丁のギャラリーけまりで開かれている。約10年前から絵画教室に通う梶原さんだが、創作に夢中になったのは4年前に仕事を辞めてから。絵画や切り絵、押し花など約80点を出品している。
作品は顔彩(がんさい)で描いた道成寺縁起絵巻や百人一首、涅槃(ねはん)図、動物たちをモチーフにした愛らしい押し花、紙を藍色に染めて般若心経の文字を切り抜き、裏側から金の表装を施した作品など多彩。
梶原さんが所属する、若者を講師に学ぶグループ「ハイサイ企画」の代表で、友人の高橋正代さん(66)は「4年近く、私たち会員20人に毎月欠かさず絵手紙を送ってくれています。どんどん繊細な表現になっていき、小さなはがきが今では立派な絵画作品のよう。届くのがとっても楽しみなんです」と話す。
梶原さんは「家で眠っていた作品を、皆さんに見てもらえてありがたい。楽しみながら作ったものなので、その気持ちのお裾分けです」と笑顔で話している。
午前10時から午後5時(最終日は3時)まで。
問い合わせはハイサイ企画(℡090・1891・1292)。