和歌山西署は2日、和歌山市内在住の女性(80)が、長男を名乗る男の電話にだまされ、神奈川県まで現金500万円を持参しだまし取られたと発表した。
同署によると、6月30日午後7時ごろと、1日午前10時ごろに長男を名乗る男から電話があり、「株で失敗して会社のお金を1000万円使ってしまった。500万円は自分で工面するから、残りの500万円を用意してほしい」などと頼まれたことから、金融機関で出金。1日午後に指定された神奈川県のJR新横浜駅まで現金を持参し、現れた弁護士を名乗る男に手渡したという。翌日に、女性の長女が長男に連絡を取ったところ、株の失敗などなかったことが分かり、詐欺に遭ったと分かったという。