11日午前1時55分ごろ、和歌山市北汀丁の国道26号西汀丁交差点で、中央分離帯に設置されたブリンカーライトに賃走中のタクシーが衝突し、運転していた大阪府阪南市在住の北原勝広さん(76)が、腹と頭を強く打ち、腹腔内出血による出血性ショックで約3時間後に和歌山市内の病院で死亡が確認された。
和歌山西署によると、現場にブレーキ痕がなかったことから、西進中に何らかの原因で、正面から同設置物に衝突したとみられている。事故当時、曇り空だったが雨は降っていなかったという。和歌山市内のタクシー会社で勤務していた北原さんは、同市元寺町の量販店前で会社員の男性(25)を乗せ、男性の自宅に向かって走行中だったという。
乗客の男性は、胸などを打ったが命に別状はないという。警察と消防が事故原因を調べている。