和歌山市北出島の県社会保険労務士協同組合（清水義隆代表理事）は、同事務局内で中小企業事業主などを対象とする「総合相談支援センター」を設けており、経営や雇用、助成金活用などの相談に応じています。相談は無料で、出張相談や電話相談も受け付けています。厚生労働省委託事業。
「労働制度や就業規則を見直したい」「生産効率をアップし、賃金を引き上げたい」「業務改善助成金についてもっと知りたい」など、あらゆる相談に対し、実務経験豊富な社会保険労務士が的確な対応をしてくれます。
特定社会保険労務士で行政書士の越内潤さん＝同市田中町＝は、「早い段階に会社の悩みを解消することで本業に専念でき、収益や賃金アップが図れるなど好循環が期待できます」と話しています。
前年度の相談件数は４７０件で、最も多かった雇用関係では、適正な賃金設定や賃金規定▽労働時間短縮と業務効率▽高齢者雇用▽就業規則作成、に関する相談などが、また業務改善助成金については、手続き方法▽要件クリア――など。さらに、新規事業展開▽資金調達▽経営課題の改善――などさまざまな相談が寄せられました。出張依頼や電話相談も多かったそうです。
同組合では「働く人が幸せになる仕組みをつくる一助となれば。ぜひ気軽に相談してください」と利用を呼び掛けています。
相談日は毎週月・水・金曜の午前９時～午後５時。問い合わせは同センター（℡０７３・４２５・６５８４）。
なるべく予約を。
社会保険労務士が窓口開設