高齢や体が不自由なことを理由に旅行を諦めている人に朗報――。オーダーメードで利用者の希望を可能な限り取り入れて、プラニングから実際の旅行まですべてをサポートするサービスを展開する「NPO法人ふれ愛たび倶楽部」(和歌山市九番丁、宮井淳彦理事長)がこのほど発足しました。
コンセプトは「スローツーリズム」で、「墓参り、法事、孫の結婚式に行きたい」「あの人と出会ったあの場所に行きたい!」「好きな日程に出発したい!」「好きな場所でゆっくり楽しみたい!」など、さまざまな要望に応えるため、いろんなサービスを用意。例えば、車椅子を利用し、介護が必要な人には旅の介護専門職員が付き添い、体調管理の面でも事前に主治医や担当のケアマネジャーと打ち合わせをするので、安心です。
基本的に移動手段は同法人の福祉車輌を使用し、自宅まで送迎。宿泊先も基本的に利用者の希望に添う所を手配してもらえます。
一連の流れとしては、電話などでの問い合せ(無料)▽事前相談(自宅や施設へ訪問)▽現地調査と旅行計画の作成▽旅行計画の提示と打ち合わせ▽出発――となります。
また、オーダーメードだけではなく、手軽に参加できるパックツアーも用意。季節に合わせて楽しめる内容をチョイスしており、バリアフリーにも配慮したプランなので、安心して参加できます。
宮井理事長は「日帰りの行楽的なものから宿泊の旅行まで、丁寧に打ち合わせさせていただき、ご本人はもちろん、家族にもご負担なく快適な時間を過ごしていただけるよう、努力していきます」と話しています。
問い合わせは、同法人(フリーダイヤル0120・553・810)。