来年度の全線開通を目指して整備が進められている第二阪和国道について国土交通省近畿地方整備局の伊勢田敏道路部長は11日、和歌山市の大谷ランプ(仮称)と平井ランプ(同)間約1・8㌔に関して、大災害などがなければ紀の国わかやま国体が開催される9月までに開通させると明言した。
同線の早期開通実現に向けて取り組んできた自民党の鶴保庸介参院議員を中心とした党や地元自治会関係者など約50人が参加した現場視察で発言したもの。現場での国交省職員の説明によると、同区間の用地買収は100%完了しており、工事も全て着工しているという。また、平井ランプと接続し、市が工事を進めている都市計画道路中平井線について、参加した尾花正啓市長も「国体までの開通に向けて進めている」と地元住民らに順調な工事経過を報告し、市内の区間が秋までに完成する見通しが示された。
この日は京奈和自動車道紀北西道路も視察し、供用が開始されている紀の川IC(インターチェンジ)から、岩出ICまでの区間について国体までの開通を国交省に要望した。