ことし10月に行われる国勢調査を円滑に実施しようと17日、県庁調査統計課に実施本部が設置された。
国勢調査は日本の人口や世帯数などを把握するため、5年ごとに全国で一斉に行われる。今回から、パソコンやスマートフォンで回答できるオンライン調査を導入。9月10日から調査員が県内の各世帯を訪問してインターネットの利用案内を配布し、これに回答のなかった世帯に対し調査票を配る方法で実施する。
実施本部の設置式では、紀の国わかやま国体・大会マスコットのきいちゃんと県の観光キャラクターわかぱんが見守る中、本部長を務める瀨一郎企画部長が同課入り口前に看板を掲げた。
瀨部長は同課の職員に「人口減少を課題に取り組む県にとって、国勢調査の数字は重要。個人情報の取り扱いに注意しながら、遺漏のないようしっかりと取り組んでもらいたい」と訓示した。
同課によると、県内の約40万世帯、96万7700人を対象に、男女の別や世帯員の数など17項目を調査する。約5300人の調査員が県内の各世帯を訪問して回答を求め、最終的には10月7日までに調査票の回収を完了する。