紀の川、岩出両市で8日、小中学校の入学式が行われた。紀の川市中鞆渕の市立鞆渕小学校(上中史子校長)にはただ一人の新入生、前中孝予さんが入学し、新2~6年生らが温かく迎えた。
児童らの拍手の中、前中さんは笑顔で会場の小学校棟視聴覚室に入場した。上中校長が校訓を紹介し、「いよいよ新しい生活が始まります。たくさんのことをお兄さんやお姉さんが教えてくれます。安心して過ごしてください」と式辞。在校児童が「みんな仲良く一緒に頑張りましょう。分からないことは何でも聞いてください」などと言葉を送ると、前中さんは「よろしくおねがいします」と答えた。
入学式は小中学校合同で実施し、中学校新入生の越智可早さんと東格君も決意を述べ、新生活へ期待を膨らませた。
前中さんは「勉強頑張ります。ボールを使ってみんなで遊びたいです」と話していた。
紀の川市は小学生505人、中学生525人(9日入学の仙渓学園含む)、岩出市は小学生508人、中学生556人が入学した。
この日、本紙エリアの和歌山市、海南市、紀美野町の公立小学校は1学期の始業式。入学式は9日に行われる。本年度の公立小の入学者数は、和歌山市約3000人、海南市378人、紀美野町45人となっている。