6月定例県議会が11日、開会し、当局は総額53億8352万円を増額する一般会計補正予算案など議案12件、報告15件を上程。提案理由の説明が行われた。
補正予算案は、風疹予防接種の助成事業に9億1350万円▽消防救急無線のデジタル化事業に35億3036万円▽市町村のトイレ改修を補助する「和歌山おもてなしトイレ大作戦」の拡充に3億371万円――などとなっている。
仁坂吉伸知事は提案説明で、防災・減災対策の推進には、国会で審議中の国土強靭(きょうじん)化基本法案などの早期成立が「必要不可欠」との認識を示し、津波からの避難困難地域の解消を図る新たな対策プログラムの策定を進めるとした他、ウメ輪紋ウイルス対策、観光振興などに意欲を示した。
6月定例会は28日までの18日間。19~21、24日に一般質問、25、26日に常任委員会が行われる。