夫を包丁で刺したとして和歌山東署は7日、和歌山市松島の無職、井口多喜子容疑者(59)を殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。容疑を認めているという。
同署によると、井口容疑者は同日午前8時40分ごろ、自宅で寝ていた夫の景司さん(59)の後ろから、刃体20㌢ほどの柳刃包丁で肩など数カ所を刺した疑い。景司さんから電話で助けを求められた長女が119番通報したことで事件が発覚。駆け付けた署員が放心状態だった多喜子容疑者を追及したところ、犯行を認めたという。服には、犯行時のものとみられる血が付いていたという。
景司さんと多喜子容疑者は次男と3人で暮らしており、次男は朝から仕事に出掛けて不在だったという。付近の住民によると、2人は、近所付き合いもする普通の夫婦だという。
景司さんは命に別状はなく、全治7日程度のけがという。同署が動機などを詳しく調べている。