和歌山を幹事県に近畿2府4県で開催する、全国高校総合体育大会(インターハイ、7月28日~8月20日)の機運を高めるため、県内の高校生でつくる「県高校生活動推進委員会」は26日、和歌山市のJR和歌山駅周辺で啓発活動を展開。運営に関わる生徒らに着てもらうオリジナルTシャツもお披露目された。
同委員会は、選手以外の生徒もインターハイに関わり、高校生全体で盛り上げていこうと設置され、啓発や記念品作りといった自主活動を進めている。
今回の啓発活動には、同委員会役員と、県立桐蔭高校からのボランティアの生徒を合わせて14人が参加。生徒らは道行く人に「和歌山でインターハイが開かれます!」などと声を掛け、県内で行われる総合開会式や競技日程が書かれたばんそうこう2000個を配った。
県立橋本高校2年で同委員会委員長の梶田太陽さん(17)は「紀の国わかやま国体・大会に先立ち、和歌山ではインターハイが開かれます。高校生の若い力を感じてほしい」と話していた。
啓発活動の前には、県立和歌山ろう学校の生徒が被服科の授業の一環として制作を進めていた、インターハイの運営などに携わる生徒に着てもらうTシャツが完成し、お披露目も行われた。同校2年の岡本桃加さんと伊藤愛樂(まなか)さんが同委員会メンバーに届けた。
完成したTシャツは水色で、背中にはインターハイのシンボルマーク、開催県のイラストなどがプリントされている。