春の行楽シーズンを迎えた和歌山市の友ヶ島で27日、安全を祈る島開き神事が行われ、加太漁業協同組合(由井臣組合長)や加太観光協会(利光伸彦会長)などから14人が出席した。
毎年3月下旬に島内の友ヶ島神社で行っており、ことしは淡嶋神社の前田光穂宮司が祝詞を読み上げ、出席者が神前に玉串をささげた。
離島の際には、居合わせた観光客が細かく切られた赤やピンクの清めの紙を船から海にまき、航路の安全を祈った。
加太漁協の小嶋俊行参事(41)は「友ヶ島には自然あふれる公園や歴史ある砲台跡などがある。観光客が安全に、それらにふれてもらえれば」と話した。