紀美野町議会平成２７年第１回定例会は１７日、地方創生関連事業を中心とする２６年度一般会計補正予算案を可決した。
地方創生交付金を活用し、定住促進や消費喚起の各事業を展開。定住促進の取り組みでは、若者定住促進補助金に１３５０万円、空き家活用推進補助金に１００万円を計上している。若者定住促進補助金は４０歳未満の人が町内に家を建てた場合の土地・建物取得費への助成を実施。現行の新築・購入・増改築工事費に対する補助と併せて一層の強化を図る。
消費喚起では、子育て支援商品券配布に１８４４万９０００円、きみのふるさと割引券換金業務委託料に４０８万円、きみの商業協同組合補助金に４００万円を計上。子育て支援商品券は、１５歳以下の子どもがいる世帯に子ども一人当たり２万円分を交付。きみのふるさと割引券は全世帯に対し、１０００円以上の購入で５００円を割り引くチケットを発券。きみの商業協同組合補助金はプレミアム商品券を発券する事業費への補助金。プレミアム率をこれまでの１０％から３０％に引き上げ、１万円の購入で１０００円券が１３枚発券される。
補正額は１０１７万７０００円の追加で、補正後の一般会計総額は７６億７４９０万１０００円となった。１７日は一般会計を含め補正予算や各種計画、路線の変更など合わせて１０議案が原案通り可決された。