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県内2社奨励賞 関西エコオフィス大賞

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 省エネ活動などに取り組む企業を顕彰する関西広域連合の平成26年度「関西エコオフィス大賞」の受賞者が決まり、県内から㈱二葉建設(紀の川市江川中、福岡重弘代表取締役)と、資源リサイクルセンター㈱松田商店(和歌山市西河岸町、松田美代子社長)がともに奨励賞を受けた。

 関西広域連合が、地球温暖化防止活動の裾野を広げようと取り組んでいる「関西エコオフィス運動」に参加する「関西エコオフィス宣言事業所」のうち、特に優れた取り組みを表彰するもの。本年度は17件の応募があり、大賞1件、奨励賞5件が選ばれた。

 二葉建設は、太陽光発電設備の導入や環境省のエコアクション21による環境活動を推進。創エネ・省エネに取り組み、社員全員が目標達成に向けて改善を図っていることなど、小規模事業所でのレベルの高い取り組みは他の事業所への波及効果が期待できると評価された。

 松田商店は、缶やビン、ペットボトルなどのリサイクル業、産業廃棄物処理業を手掛けると同時に、リサイクル工場をテーマパーク化した子ども向け環境教育に取り組んでいる。体験型工場の見学システムは創意工夫の取り組みであること、従業員の環境意識が向上していることが評価された。
 表彰式は12日、滋賀県公館(大津市)で行われた。

 二葉建設の福岡代表取締役は「事務所全体でエコに対して取り組んできた。今回、私たちのような11人という小規模事業所が受賞できたことを大変うれしく思っている。小さいことから取り組み、次の世代につないでいきたい」。松田商店の松田多永専務取締役は「子どもの環境教育という観点で地元に恩返ししたいという気持ちから始めた。従業員みんなで手作りし、『これでいいのだろうか』と試行錯誤する中、賞をいただき、背中を押してもらった気持ちです」と喜びを語っている。

賞状を手にする(前列左から)福岡代表と松田専務(関西広域連合提供)

賞状を手にする(前列左から)福岡代表と松田専務(関西広域連合提供)


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