21日に開幕する春の甲子園、第87回選抜高校野球大会に県内から21世紀枠として出場する桐蔭高校を激励する壮行式が16日、和歌山市の県庁前広場で開かれた。
53年ぶり16回目の出場となる桐蔭高校の石井佑典主将(2年)は「先輩方に感謝し、恩返しできるようまずは1勝します。他校の模範となるよう、最後まで諦めない全力プレーをします」、と決意を述べ、職員から伊藤将監督に花束が、仁坂吉伸知事から石井主将に記念品が贈られた。
仁坂知事は「『文武両道』であるからには頭を使って攻略を考え、日頃から鍛錬した技量とともに発揮し、頑張ってください」とし、同校の応援歌を読み上げ「健闘を祈ります」と激励した。
壮行式には同校の関係者や来賓ら約400人が参加。甲子園での和歌山旋風に熱い期待を寄せ、会場からは温かい拍手が送られた。