今週は正式競技のソフトテニス、卓球、空手道、デモンストレーションスポーツのビーチラグビーが行われる白浜町を紹介したい。
白浜町は観光と農業の町。南紀白浜温泉や椿温泉は名高く、白良浜海水浴場を中心にリゾート施設や企業の保養所が多数建ち並ぶ光景はご存知の通りだ。
白良浜海水浴場ではビーチラグビーの競技が行われる。同競技は5人対5人で競うスポーツ。白浜町では平成7年からジャパンツアーが毎年開催されている。
卓球、空手道は町中心部の町立体育館と白浜会館で、ソフトテニスは町の南部で志原海岸近く(日置)にある町テニスコートで実施される。
千畳敷や三段壁など、風光明媚(めいび)な景勝地がまとまって存在する白浜町には、見どころがたくさんあるが、国体開催時期にぜひ訪れてほしいのが円月島だ。
円月島は臨海浦に浮かび、国の名勝に指定されている。南北130㍍、東西35㍍、高さ25㍍。島の中央に開く円月型の穴「海蝕洞」が特徴。夕景スポットとしても有名で、海蝕洞に沈む夕陽は圧巻だ。
円月島の正面から海蝕洞に沈む夕陽が見られるのは、春分・秋分の日からおおむね2週間~1カ月程度の時期。2015紀の国わかやま国体・大会の会期とちょうど重なる。白浜町で、もしくは、近隣で競技を行う選手の方々に、ぜひ薦めてほしい。
(次田尚弘/白浜町)