転勤前に勤めていた店舗から金を持ち出したとして、和歌山東署は5日、大阪府松原市の会社員、須崎太輔容疑者(33)を窃盗(金庫破り)容疑で逮捕した。「盗んでいない」と容疑を否認しているという。
同署によると、須崎容疑者はことし3月11日早朝、和歌山市平岡の飲食店に窓を割り鍵を開けて侵入し、事務室の金庫から現金約349万円などが入った手提げかばん1個を盗んだ疑い。短時間の犯行などから同署は内部に詳しい人物が関係しているとみて捜査していた。
須崎容疑者は事件の数カ月前に大阪府内の店舗に異動していた。犯行の際に窓ガラスに付着したとみられる血液をDNA鑑定すると須崎容疑者と一致。逮捕の決め手になったという。