第15回全国障害者スポーツ大会「紀の国わかやま大会」(10月24~26日)で活動する「選手団サポートボランティア」の養成講座が今月、和歌山市西高松の市医師会看護専門学校で開かれている。
大会に参加する選手たちと6日間、行動を共にし、介助・誘導・交流などを行うボランティア。県は県内の医療・福祉系の学校14校で養成講座を順次開き、学生ボランティア約1200人の養成を進めている。
講座はオリエンテーション、手話、要約筆記の全3回で、1年生37人が参加。6日は県聴覚障害者協会の福田美枝子会長を講師に迎え、手話や聴覚障害について学んだ。
福田会長は、口の形で伝える「読話」や、指で空間に文字を書く「空書」、筆談など、聴覚障害者とコミュニケーションする方法を紹介し、「読話と空書など、組み合わせて使うと伝わりやすい」とアドバイス。「おはよう」などの基本的なあいさつや、「頑張って」「おめでとう」など大会で使えそうな言葉の手話を紹介し、みんなで練習した。水口琴絵さん(19)は「大会までに覚えて選手の皆さんと交流し、いいサポートができるようにしたい」と話していた。