元全日本男子バレーボール監督の植田辰哉さん(50)を講師に招いたバレーボール教室が1日、和歌山市の和歌山ビッグウエーブで開かれ、県内でバレーボールに取り組む小学生約90人が指導を受けた。
オリンピアンとふれあい、スポーツの楽しさを伝えようと県スポーツ振興財団(山口裕市理事長)が主催した。
植田さんは、平成4年のバルセロナ五輪に主将として出場。同17年に全日本男子の監督に就任し、同20年の北京五輪では、全日本男子を16年ぶりの五輪出場へと導いた。
教室では、トスやレシーブ、アタックなどの基礎的な技術を指導し、「丁寧にボールを返す」「トスを出したらすぐに構える」などとアドバイス。レシーブ練習では植田さんの強打もあり、小学生は懸命にボールに食らいついていた。
指導を受けた塩谷玲永さん(11)は「構えを丁寧に教えてもらった。アタックやレシーブに生かしていきたい」と笑顔だった。
同財団和歌山ビッグホエール・ウエーブの横尾英治館長は「プロに教えてもらう機会は少ない。スポーツに親しんでもらえれば」と話していた。