プロバスケットボールチーム「和歌山トライアンズ」の初代監督(ヘッドコーチ)に決まったジェリコ・パブリセビッチ氏の就任記者会見が5月31日、和歌山市のノーリツ鋼機㈱和歌山本社で開かれた。「伝統を継承しながら新しいスタートを切るチーム。市民、県民が誇りに思えるチームをつくることが自分の義務だ。時間はかかるが絶対にできる」と力強く語った。
「社長のビジョンを聞いて協力できると思った」。パブリセビッチ監督は、トライアンズ古川靖章社長の計画性と積極性が決め手となり、和歌山へ来ることを決めたと説明。サポーターへは「会場に来てふれあい、自分の目でどういうチームか確かめてほしい。その上で、調子が良いときも悪いときも応援し続けてください」とコメントした。
トライアンズは、9月28日から新たに開幕するトップリーグNBL(ナショナルバスケットボールリーグ)で、ウエスタンカンファレンス(WEST)に所属。試合数が増えるので、シーズンに耐えられるようにしっかり準備する必要がある。パブリセビッチ監督はNBLレギュラーシーズン開幕に向け、8月から和歌山で本格的に指導開始。各選手は現在、体力トレーニングなどに励んでいる。
◇
日本バスケトップリーグ初の現役大学生プロと契約締結 トライアンズは1日、関西学院大学1回生・木下勲選手(19)と選手契約を締結した。高卒新人選手としては3人目、現役大学生としては初のプロ選手となった。
木下選手は大学に在学しながらリーグに参加する。「現役大学生選手として誰も成し得ていない試みを成し遂げたい。最高のプレーヤーを目指します」とコメントしている。