和歌山市の尾花正啓市長は13日から15日まで、親善交流を目的に韓国を訪問。姉妹都市提携している済州(チェジュ)市では金柄立(キム・ビョンニプ)市長と会談し、今後の交流継続を約束した。〔写真は市提供〕
訪韓初日、13日の金市長との会談では、ことし6月をめどに済州市からオーケストラと合唱団を和歌山市に招き、コンサートを開くことなどで合意。今後も両市が協力して姉妹都市交流を続けることを約束した。
2日目は、戦国時代の鉄砲集団・雑賀衆に連なる人物との説がある「沙也可」ゆかりの地である大邱(テグ)広域市にある「韓日友好館」を訪問。和歌山から持ち込んだ「紀州手まり」や「カルタ」「百人一首」「羽子板」「紀州たこ」など、日本伝統の品物を寄贈した。
この日の午後は、県出身の二階俊博、門博文両衆院議員の他、旅行業界など各界の人々からなる訪問団1400人が参加した日韓交流パーティーに出席し、親交を深めた。
尾花市長は帰国後の記者会見で訪問について振り返り、「韓日友好館には和歌山市のコーナーがあり、驚いた。さらに本市のPRを充実させたい」と、交流促進の意気込みを述べた。