環境美化活動などに優れた学校を表彰する、公益社団法人食品容器環境美化協会(食環協、塩澤賢一会長)の「第15回環境美化教育優良校等表彰事業」の優良校・協会会長賞に和歌山市西庄の西脇小学校(田窪佳寿子校長)が選ばれ、18日、同校で表彰式が行われた。
食環協は、清涼飲料、ビールなどの飲料業界6団体でつくり、毎年、各都道府県から清掃活動やリサイクル活動に取り組む学校の推薦を受けて表彰している。今回は42校の推薦があり、最優秀4校、優秀6校、優良32校が選ばれた。
西脇小は28年前から毎年、地域の住民や漁業組合とともに、校区の磯の浦海水浴場で「磯ノ浦クリーン作戦」と銘打ち、砂浜を清掃。昨年5月は約600人で取り組んだ。
表彰式では、食環協和歌山地方連絡会議の主宰幹事、伊村正明さん(キリンビールマーケティング㈱和歌山支社長)が表彰状を贈り、児童会会長の辻鈴奈さんが「今までの努力が実ってうれしい。クリーン作戦は達成感があり、地域の人が喜んでくれる。これからもいろんな環境活動に励みたい」と感謝。伊村さんは「皆さんの地域を愛する力が、日本、地球の環境を良くしていく」と激励した。
表彰を受け、田窪校長は「子どもたちが身の回りの環境や自然を大切にする心を持ち、今後の美化活動や環境保全への行動力につながれば」と話していた。