経営難による消滅の危機から復活したバスケットボールNBLの「和歌山トライアンズ」は21日、存続決定後初の試合に臨む。対戦相手は西地区1位のアイシンシーホース三河。試合は午後7時から、愛知県の西尾市総合体育館で行われる。今回の騒動で和歌山は5選手が自由契約となったが、同じく経営難からNBLの管理下に置かれたつくばロボッツの元選手5人(未発表1人)が加入し、新生トライアンズとして再スタートを切る。
センター陣は、起点となるポール・ビュートラックとゼーン・ノーレスの外国人2選手と、安定感のあるプレーでチームを支える嶋田基志が残留。
さらに、198センチ・105キロと恵まれた体格を誇る新加入の佐藤託矢がゴール下を固める。
フォワード陣は、今季勢い付いている地元出身の寺下太基を中心に、新加入の3ポイントシューター竹田智史、鋭いカットインからシュートやアシストに期待の高島一貴がそろう。
ガード陣では、今季途中加入ながらも視野の広さと積極的なプレースタイルが際立つ残留組の堤啓士朗と、つくばで昨季はフル出場するなど確かな実力を持つ若手の新戦力、大金広弥がゲームをコントロールする。
また、現在けがでリハビリ中ながら、コートに立てば国内トップクラスの実力を持つ川村卓也の一日も早い復帰も待ち望まれる。