和歌山市の三地区の街並みや自然を写した作品を紹介する「ザ・みかづら写真展」が31日まで、同地区の画廊喫茶・安堵で開かれている。
写真展は同店マスター(82)の発案で始まり、ことしで16回目。三在住、在勤者の他、同店に通い三をこよなく愛する10人が27点を出品している。
三は名草山の麓にあり、豊かな自然や古い歴史・文化が息づいた地区。伝統のメリヤス工場や和田川に飛来したコウノトリ、神社のみこを写した秋祭りの一コマなど、何気ない中にも、愛着のある地域を温かく見つめた多彩な作品が並んでいる。
丸山英治さん(86)は雪が積もった寺や古い井戸を写し「撮りたい所は無尽蔵。自分の目に映ったものを自然にカメラに収めています」とにっこり。同店では「三を象徴するような伝統的な街並みや文化を、楽しんでもらえたら」と話している。
金曜休み。午前9時から午後4時。問い合わせは同店(℡073・445・2214)。
出品者は次の皆さん。
稲垣禎迪▽榎本泰子▽塩崎俊廣▽辻川幸美▽冨永敬子▽丸山英治▽南方正博▽南方正明▽森和昭▽安堵マスター