粉河高校KOKO塾が主催する高校生カフェ「Schall(シャル)」が9日、紀の川市粉河の古民家山崎邸でオープンした。
当日は約10人の生徒がウエイトレスや調理スタッフなどを担当。生徒たちが手作りしたメニューを味わった客からは「すごくおいしい」などと好評の声が寄せられた。
リーダーの西岡七彩さん(16)によると、粉河のまちを活性化しようと、昨年の夏からオープンに向けて準備を進めてきたという。山崎邸活用プロジェクトの一環として、邸内でカフェ「創―HAJIME―cafe」を運営する一麦会とキッチンをシェアリングして営業する。
オープンに向け、生徒たちはカフェで提供するメニューを考案して試食会に臨み、審査員に商品をPR。チョコケーキや和風ラスクなどの6品がメニューに決定した。昨年12月にはプレオープン。調理方法の確認や接客の仕方など、それぞれの生徒が役割を確認した。
西岡さんは「カフェで得た経験を今後のために生かしたい。地域の人たちと交流を深め、他の学校の生徒にも足を運んでもらいたい」と話していた。
営業は不定期。次回のオープンは16日の午後4時から6時まで。営業日などの詳細は高校生カフェ事務局の横出さん(℡0736・73・3412)。