全国の小中高生から、選挙への参加を啓発するポスターを募った「平成26年度明るい選挙啓発ポスター中央審査」で、和歌山市立和歌山高校デザイン表現科2年生の谷口茉京(まひろ)さん(17)の作品が、文部科学大臣・総務大臣賞に選ばれた。
中央審査は、公益財団法人明るい選挙推進協会と都道府県選挙管理委員会連合会が毎年実施している。同ポスター県審査に360点(小学生163点、中学生128点、高校生69点)が寄せられ、うち入選作品の12点を中央審査に出品した。審査の結果、県からは谷口さんの他にも、田辺市立大坊小3年の火縄実咲さんの作品が同協会長・連合会長賞に選出された。
谷口さんの作品は、「幼い頃、父と投票所へ行った思い出 今、僕は息子に見せている」のコピーとともに、投票する父と、父の背中を見つめる息子をアクリル絵の具で描写。投票する父の姿に憧れた息子が親になり、憧れた父のように投票する姿を息子に見せている様子を描いた。
受賞を受け谷口さんは「本当にびっくり。選挙への参加を後世につないでいきたいという思いを込めました」と笑顔で話していた。
県審査の入選作品は、県選挙管理委員会が制作する啓発ポスターなどに使用される。