紀の川市粉河の粉河産土(うぶすな)神社(中山淑文宮司)に29日、来年のえと「未(ひつじ)」の大絵馬が奉納された。
大絵馬の絵は同市在住の会社員、南條和佳さん(25)が制作。高校時代から同神社の絵馬を描き始め、ことしで8枚目となる。
作品にはアクリル絵の具を使い、縦横1・8㍍の黒い板に、数種類のピンクや黄色で彩ったかわいらしい羊を約3週間で描いた。南條さんによると、羊の目線の先には地球があるといい、人々が幸せな気持ちになるように慈愛の心を持って眺めているのだという。
当日は絵馬を交換する式典が行われた。その後、役員らが本堂入り口付近に設置されていた昨年の絵馬と取り替えた。絵馬は1年間、設置される。