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海南座1周年記念 「鈴木物語」公演へ

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 海南を拠点に活動する市民劇団「ふるさと劇団海南座(だ)」の1周年記念公演「鈴木物語」のキャストが決まり、海南市の旧田嶋漆店工場(黒江煉瓦堂)でお披露目された。来年2月15日、下津町下津の市民交流センターでの公演に向けて週1回のペースで練習を重ねていく。

 キャストは劇団立ち上げ時からの20人と新人3人。地元と和歌山市の14歳から65歳まで男女23人に決まった。

 公演は海南が誇る歴史資源の一つ「鈴木姓(全国の鈴木さんの起源)」にスポットを当て、そのルーツをたどる物語を舞台化。神代、戦国、昭和初期の3本立てとなっている。

 ふるさとを元気づけるとともに、日本国中だけでなく世界に向けて広く海南・熊野古道の魅力をPR・発信。脚本は鹿能生皐月さん、演出は浜長真五さんが手掛ける。

 海南座は、昨年11月に旗揚げし、ことし3月に初公演。今回は41の配役から裏方スタッフまで自分たちで担っていく。座(だ)長の中西弘和さん(45)=鳥居=は「やっと1年、されど1年。絆も深まり、やる気満々です。見に来てくださる方に感動を与え、また、地域に関心を持ってもらえるような劇にしたい」と力強く抱負を語り、新人の保田遼平さん(27)=岡田=は応募のきっかけについて「姉の紹介で」と笑顔。山下優香さん(24)=和歌山市三葛=は「緊張しますが、楽しくやりたい」と話し、畑中優希さん(18)=同西浜=は「役になりきって演じきりたい」と張り切っている。

 1500円の前売りチケットも好評発売中。市物産観光センター「かいぶつくん」や紀州漆器伝統産業会館「うるわし館」などで取り扱っている。

ポスターを手に中西座長とキャストの皆さん

ポスターを手に中西座長とキャストの皆さん


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