衆院解散に伴う第47回衆院選は14日、投票が行われ、即日開票される。県内小選挙区は1・2区に各3陣営、3区に2陣営の計8陣営が立候補。安倍政権の経済政策「アベノミクス」継続の是非などを争点に、12日間の舌戦を繰り広げてきた。保守王国・和歌山の有権者はどのような審判を下すのか、注目される。
立候補者は届け出順に、1区が自民党前職の門博文(49)、民主党前職の岸本周平(58)、共産党新人の国重秀明(54)、2区が維新の党前職の阪口直人(51)、共産党新人の富岡清彦(65)、自民党前職の石田真敏(62)、3区が自民党前職の二階俊博(75)、共産党新人の原矢寸久(63)の各候補。
前回の投票率は1区57・26%、2区61・99%、3区65・20%。各陣営は党幹部の応援を受けるなどして盛り上げに躍起だが、都市部を中心に関心は高まっておらず、投票率の低下が懸念される。
選挙人名簿登録者数(2日現在)は1区31万236人、2区25万3025人、3区26万7305人。
投票は県内845カ所の投票所で、一部を除き午前7時から午後8時まで。開票は県内30市町村の開票所で午後8時から順次始まり、開票終了は小選挙区は翌15日午前0時15分、比例代表は1時の見込み。
投票日を前に県内各市町村の選挙管理委員会は13日、投票所を設営。和歌山市内には102カ所あり、市職員が投票箱の設置や、シートを敷くなどの作業に追われた。