１１月３０日午前２時５分ごろ、岩出市相谷の県道粉河加太線紀泉台西入口交差点で、パトカーに追跡されていた軽乗用車とタクシーが衝突する事故が発生した。この事故で、タクシーの乗客で同市紀泉台の会社員、大松靖明さん（４３）が出血性ショックにより、死亡が確認された。軽乗用車を運転していた紀の川市桃山町市場の職業不詳、井谷保雄さん（５０）とタクシー運転手の大阪市住之江区の小崎敏次さん（６１）は頭を強く打つなどして重体だという。
岩出署によると、パトカーでパトロール中の警察官がふらついて走行する井谷さん運転の軽乗用車を発見し、マイクで停止を求めたが逃走したため、サイレンを鳴らして約２㌔にわたって追跡。軽乗用車は同交差点の赤信号を無視して東進し、北進してきたタクシーと出合い頭に衝突した。軽乗用車はタクシーの左側面に当たり、タクシーは横転したという。
同署は事故原因などについて調べを進めている。