和歌山市、 ぶらくり丁商店街内にある 「みんなの学校」 の 「ピタゴラスイッチ研究部」 が、 NHK教育テレビ番組 「ピタゴラスイッチ」 に登場するからくり装置 「ピタゴラ装置」 の制作に励んでいる。 昔懐かしい昭和30年代のぶらくり丁がモチーフで、 7月に同商店街一帯で開かれる 「キッズ商店街」 でお披露目される。
ピタゴラ装置は、 ビー玉などの球体がさまざまな仕掛けの中を転がりながら、 旗を立てたり横断幕を下ろしたりしていくもの。 制作中の装置は、 「昭和30年代のぶらくり丁でピタゴラスイッチ!~昔あった映画館を巡る旅~」 がテーマで、 ぶらくり丁にあった、 国際劇場▽シネマプラザ築映▽和歌山帝国座▽和歌山東映シネマ▽日ノ丸劇場・日ノ丸小劇場の5つの映画館をモチーフにしている。 あらゆる仕掛けを駆使してスタートの国際劇場からゴールの日ノ丸劇場・日ノ丸小劇場まで球体を巡らせる。
制作前には、 同部メンバーが昔のぶらくり丁について商店の人に取材し、 「館内の床は斜めだった」 「7つのスクリーンがあった」 などの情報を集めてきた。
同部は6月末の完成を目指して、 第2、 4土曜午後1~4時に活動。 中学生以上は誰でも参加でき、 部長の山崎恵さん (23) は 「ものづくりだけでなく、 地域の人とのふれあいも楽しんで」 と呼び掛けている。
キッズ商店街は7月27日午前11時~午後4時に開催。 「親世代が楽しめ、 そして子どもが自分が住んでいるまちについて、 少しでも興味を持ってくれたら」 と話している。
制作の参加希望などの問い合わせは、 みんなの学校 (℡073・460・2028)。