火災時、聴覚障害者が携帯電話のインターネット機能を使って簡単に素早く通報できる「緊急通報システムWeb119」を知ってもらおうと、那賀消防組合消防本部の職員が、紀の川市貴志川町尼寺の聴覚障害者宅を訪れてPRしている。
秋季全国火災予防運動(9~15日)の一環で、住宅防火診断の利用促進と合わせて実施している。家庭を訪問するのは昨年に続き2年目となる。
職員は同システムの使い方や登録方法を説明。住宅防火診断では寝たばこ、ストーブ、ガスコンロに十分注意することや、防火対策として住宅用火災警報器や消火器の設置、近隣の協力体制を強化することの大切さを説明し、「何かあればすぐに119番通報してください」と呼び掛けた。
29日までに管内計5カ所の聴覚障害者宅を訪問する予定。