前号まで、国道42号について取り上げてきた。
三重県内を走る国道42号から南東へそれたところにあるのが伊勢志摩だ。
英虞(あご)湾を囲む形でホテル群が建ち並び、真珠の養殖が盛んなことで有名な伊勢志摩に「白浜」の名が付く海水浴場がある。
今週は三重県志摩市にある「御座(ござ)白浜海水浴場」を紹介したい。
御座白浜海水浴場は英虞湾口、志摩半島南部に位置する海水浴場。白砂と遠浅の海岸で、水質検査で最高水準に認定されるほど透明度が高い。
東海地方では有数の遠浅ビーチとして、三重県内のみならず愛知県から訪れる人も多く、海水浴のシーズンは大勢の海水浴客で賑うという。
筆者が訪れたのは夏の終わりで海水浴客を見ることはなかったが、周囲にはペンションやキャンプ施設、シャワールームなどが数多くあり、シーズン中の賑いを感じることができた。沖合に志摩半島特有のリアス式海岸を望めることが特徴。
観光組合のスタッフは「以前は和歌山県白浜町(白良浜)との交流もあったと聞いている。御座白浜では伊勢海老やアワビなど志摩半島ならではの海の幸も味わえます」と話していた。
御座白浜海水浴場は、近鉄賢島駅から車で約40分。路線バスも運行されており、近鉄鵜方駅から御座港行きで約60分。御座白浜停留所で下車、徒歩約2分。伊勢志摩を訪れる際は足を運んでみては。
(次田尚弘/三重)