来年度内にも開通が予定されている京奈和自動車道に関し、紀の川市と大阪府泉佐野市が中心になり、来春をめどに、(仮称)京奈和関空連絡道路建設促進期成同盟会の設立を計画していることが10日、明らかになった。今後、周辺自治体にも加盟を依頼し、設立に向けて動き出す。
紀北地区の自治体で構成する県京奈和自動車道建設促進協議会の総会終了後に、紀の川市の中村愼司市長が明らかにした。
同道路は、紀の川インターチェンジ(IC)と大阪府泉佐野市の阪和道上之郷ICの約9㌔を、高規格道路で結ぶ構想。中村市長が、かねて各所で、必要性を訴えていた。平成21年2月には、両市が「京奈和関空連絡道路促進協議会」を設立し、要望活動を進めていた。今回の期成同盟会結成により、一段階上がった国への建設要望につなげたい狙いがある。
会場で協力を呼び掛けた中村市長は「紀の川市と泉佐野市を結ぶだけではなく、県にとって第二県土軸になるように、一緒になって頑張っていきたい」と述べ、理解を求めた。