平成23年から建て替え工事が進められていた和歌山市杭ノ瀬の市立東和中学校(東方美喜夫校長、生徒388人)の屋内運動場が完成し、21日、竣工式が行われた。旧屋内運動場(延べ床面積748平方㍍)は昭和42年に建設され、45年間にわたり使用され老朽化していた。
新しくなった屋内運動場は鉄筋コンクリート2階建てで、延べ床面積1664平方㍍(アリーナ約946平方㍍)に拡大。2階には多目的に使用できるスペースが設けられ、運動以外に生徒がコミュニケーションづくりをする環境が整えられた。
式は行政や学校関係者ら約100人と生徒が出席。主催者の大橋建一市長が「部活動などのいろいろな形で活用してほしい」と式辞。原一起教育長が「広い体育館の中で学校生活を存分に過ごしてほしい」と述べた。
式のオープニングでは紀州郷土芸能「黒潮躍虎太鼓」を継承維持する「黒潮躍虎太鼓保存会」による力強い演奏が披露された。
生徒会長の林あぐりさん(3年)は「新しい体育館で東和中学校の伝統を受け継ぎ、大切に使っていきたい」と話した。