和歌山市の名所・和歌山城をきれいにしようと、理美容経営者でつくるボランティア組織、SPC関西理美容事業協同組合和歌山支所(柴本渉支所長)は20日、城内の西の丸庭園と岡公園で池の水質浄化に向けた活動を行った。
環境保全活動の一環。浄化作用のある微生物「EM菌」を含んだ液体やだんごを水中に投入することで、微生物の餌となる有機物を増やし、魚や貝などの生態系を取り戻す。
活動には会員や関係者ら約100人が参加。開会式では、柴本支所長が「未来の子どもたちのために、きれいなまちづくりに取り組んでいく」と宣言。尾花正啓市長が「画期的で素晴らしい。若い人の力でこの活動が広がっていくことを期待する」とあいさつした。
その後、参加者たちは池に液体とだんごを投入した。
同組合は、大阪市の道頓堀川など各地で同様の活動を展開しており、和歌山では初めて。「和歌山を元気にクリーンに」をテーマに活動を継続していく。