18日午前1時50分ごろ、 和歌山市毛見の和歌山マリーナシティ近くのセーリングセンター係留所で、 20代の男女が乗った普通乗用車が海に転落する事故があり、 男性が約3時間後に死亡、 女性が意識不明の重体になっている。 付近のマンション住民が大きな音に気付いたため付近を確認すると、 海の中で光る車のライトを発見し警察に110番通報した。
センター関係者によると、 夜間は係留所内に関係者以外が立ち入れないように柵がしてあったが、 2人は車で突破。 100㍍ほど先にあったヨットを海に降ろすためのスロープから転落したとみられている。
スロープ前のコンクリート上には、 勢いよくアクセルを踏んだのか、 タイヤの跡が3㍍ほどにわたって残されていた。 住民が聞いた大きな音は柵を突破した際の衝撃音とみられる。 転落した車はこの日の朝に引き上げられ、 レッカー車3台で約1時間半かかった。 和泉ナンバーの車だった。
センター関係者は 「いつも平穏な場所なのにね」 と悲痛そうな表情で話していた。