子どもの絵画を基にした「デザイン列車」が6日から、JRきのくに線を走る。南部―新宮間の20の駅舎と周辺地域で開かれるアートイベント「紀の国トレイナート2014」(24~26日、実行委主催)の一貫。
実行委が7月、小学生以下を対象にデザイン列車のアイデアを募集したところ1150点の応募があった。デザイナーの太田博久さん(東京在住)が、すさみ町の下村海月さん(江住小4年)の作品を最優秀デザイン賞に選び、同作を基にデザイン画を作成。和歌山の梅やミカン、ケンケンガツオと虹がカラフルに描かれた夢いっぱいのデザイン列車が完成した。
イベントでは、各駅舎にアート作品が登場する他、駅舎カフェや「ジャズ列車」など多彩な催しがある。
実行委員長で画家の廣本直子さん(39)は「子どもたちにデザインのことを考えてもらうことができて良かった。車窓の風景が素晴らしいので、ぜひアートクルーズを楽しんでほしい」と乗車を呼び掛けている。イベントについて詳しくは公式サイトで。