和歌山市吹上の和歌山大学付属小学校(舩越勝校長)に、交流しているタイのカセサート大学付属小学校の児童10人が訪れている。初日の9月29日には、和大付属の児童約560人が、和太鼓演舞などで歓迎した。
両校は2年前から、相互訪問するなど親交を深めており、昨年は和大付属小の児童10人がタイを訪れた。カセサート大付属小の児童は今回、10月3日まで和大付属小に滞在し、共に授業を受けるなど交流する。
歓迎式典では、舩越校長が「日本とタイの同じ所、違うところを学んでほしい。積極的に英語で話し合って」とあいさつ。和大付属小の児童会が「日本に来てくれるのを楽しみにしていました。日本を満喫し、共に学び合いましょう」と歓迎した。
カセサート大付属小の児童一人ひとりが日本語で自己紹介した後、かつらぎ町を拠点に近畿各地で活動する和太鼓グループ「OTO座(おとざ)」による迫力満点の演舞があった他、両校児童が和太鼓を体験した。
この他、カセサート大付属小の児童は民俗衣装を身にまとってタイの舞踊を披露。チョティワット君(11)は「日本のいろいろな所を見て回りたい。少しでも日本語が話せるようになれば」と笑顔で話していた。